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木屋橋(きやばし)

 1月4日、11時半よりホテル日航高知旭ロイヤルで高知食品流通業界賀詞交歓会があった。
県内、県外合わせて約500名の出席者で、知事さん市長さんの挨拶から始まり
名詞交換の長蛇の列がいくつも出来ていて、1時間の賀詞交歓会はあっという間に終わった。

 ぶらりゆっくりと菜園場商店街を歩いて帰っていると、新堀川沿いの横堀公園が目に入り、
ふとこの辺かなという思いが頭をよぎり、公園内に入り、川沿いに立ってみた。
この辺かなと頭をよぎったのは、この場所に「木屋」という藩外からの要人を接待する土佐藩御用命の宿が
あったからだ。西郷隆盛、木戸孝允、大久保利通が1871年土佐に来て、この新堀川沿いの「木屋」に宿泊したとのこと。
150年の歳月が流れたが川沿いの石垣は当時のまま。この横堀公園内には、土佐勤王党首だった
武市半平太の碑がある。道場のあったのは、公園北側、道路をへだてた斜め前にあったようだ。
新堀橋上で川面を眺めていたら、20cm位の「もくず蟹」がゆっくり移動していた。
一瞬「エガニ」かと思ったが、よく見ると菱形でなく四角い形なので、「もくず蟹」だと思った。
この辺で以前、エガニが生息していたが、採り尽したと聞いていたので、「もくず蟹」だと
判断した次第です。淡水にしか生きられないと思っていたが、
この蟹は汽水域でもしっかり生きていけれるのだなと感心した。
桜井橋付近の干潟では、相変わらず「チゴ蟹」が万歳を繰り返し、夏たくさんいる「フタバカク蟹」は、
冬の寒さで巣籠もりしており、2匹だけ日なたぼっこをしていた。ここの干潟は、道路拡張の対象にならず
ほっとしている。夏が来れば「とびはぜ」が水中から干潟に上がって来て、有明海の「むつごろう」のように
胸ひれを上手く使って移動したり、白い腹を見せて日なたぼっこをしたり、まばたきしたり、ジャンプしたり、
かわいい姿を見せて楽しませてくれる。
「木屋」は、今の四国銀行木屋橋支店辺りにあったのだろう。
「かるぽーと」の建つ前は、高知市中央市場があり、近くに鉄橋があったのを覚えている。
高知県県展特選3回受賞し無鑑査の片木太郎さんの版画に1980年当時の風景が描かれている。
Photo
さかのぼって、約150年前、国を大きく動かした人達が土佐に足を運び、
木屋に宿泊し、この木屋橋周辺を散歩していたかもしれない。「木屋」が西郷どんに献上した下駄が今でも
保存されている。木屋という地名は今後もずっと数々の歴史をたずさえて残っていくことだろう。

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